エニシダ(マメ科)
 江戸時代に渡来した西ヨーロッパ原産の落葉低木で、庭などで普通に栽培されています。花が美しいので生け花にもされ、多くの園芸品種があります。
 しかし、全草特に枝、茎葉にアルカロイドを含み、誤食するとよだれ、嘔吐、下痢、胃痙攣、知覚麻痺、血圧降下、呼吸困難などを引き起こします。
 乾燥した枝葉はエニシダ枝(エニシダし)と呼ばれ、心臓疾患用硫酸スパルティンなどの原料になります。エニシダ枝は作用が強いため、一般の人が家庭で使える薬ではありません。
エニシダ