ウメ(バラ科)
 奈良時代に薬用として渡来した中国原産の落葉樹で、果樹として広く植栽されています。熟す直前の青ウメを梅干や梅酒、梅肉エキスの材料としますが、昔から青ウメを食べて中毒事故が起こっています。
 未熟果実、核の中の種子、葉などにアミグダリンという青酸配糖体を含むので、飲食は厳禁です。激しい嘔吐、下痢などで苦しむばかりか、量によっては呼吸困難や心臓麻痺を起こして死亡します。
 同じバラ科のアンズ、モモ、スモモ、ビワなどの未熟果実や種子も注意が必要です。
ウメ