ヒロハセネガ(ヒメハギ科)
北アメリカ原産の高さ15〜30cmになる多年草で、インディアンのセネカ族は、ガラガラヘビに咬まれた際の救急薬に使用していました。根にはサリチル酸メチルが含まれるため、湿布薬のような独特の臭いがあります。
根は鎮咳去痰作用のあるサポニンを含み、気管支炎、気管支喘息などの薬の原料に用いられます。
わが国では明治時代から栽培され、現在は兵庫県が主産地です。冷涼な気候を好むため、北海道でも由仁町で栽培されています。

生薬名:セネガ
薬用部位:根