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カノコソウ(オミナエシ科) |
高さ50〜60cmになる多年草で、イソ吉草酸を含むため、独特の強い香りがあります。 根には鎮静作用があり、ヒステリー、神経過敏症、心悸亢進などに用いられます。線香などの香料原料にもなります。 昭和初期には大量に栽培生産され、除虫菊、薄荷と共にヨーロッパに輸出されていました。その後、合成品が主に使われるようになりましたが、最近、穏やかな効き目が見直されています。 訓子府町、湧別町で栽培されています。 生薬名:吉草根(きっそうこん)、纈草根(けっそうこん) 薬用部位:根と根茎 |