キバナオウギ(マメ科)
中国東北部、朝鮮半島原産の高さ60〜100cmになる多年草で、8月頃に黄色い花を付けます。
漢方では重要な薬草の一つで、乾燥した太くて長い棒状の根は黄耆と呼ばれます。血圧降下作用、利尿作用などを示し、黄耆建中湯、補中益気湯などに配合されています。身体虚弱、寝汗の激しい時などに用いられます。
分布地から北海道は栽培適地と考えられ、試作されたこともあります。
生薬名:黄耆(おうぎ)
薬用部位:根