クズ(マメ科)
荒地や土手、野山で見られる蔓性の半低木で、茎は10m以上に伸びます。初秋に紫色の豆形花を多数つけ、秋の七草の一つに数えられます。
根には発汗、解熱作用があり、葛根湯などに配合されます。良質のデンプンを多量に含み、クズ粉の原料にもなります。クズ粉からつくるクズ湯は風邪の初期に効き目があります。乾燥した花は二日酔いに効果があるといわれています。

生薬名:葛根(かっこん)、葛花(かっか)
薬用部位:根、花