ウメ(バラ科
中国原産の落葉樹で、奈良時代に薬用として渡来しました。その後、果樹として広く植栽されています。
熟す直前のいわゆる青梅を梅干や梅酒、梅肉エキスの材料とします。梅干は日本固有の嗜好品で、クエン酸などの有機酸が多いため、食欲を増進し、健胃薬にもなります。
青梅にわらを燃やした煙をあてて燻製としたものは烏梅と呼ばれ、真っ黒で、強い酸味があります。熱湯を注いで飲むと、風邪の熱を下げます。

生薬名:烏梅(うばい)
薬用部位:未熟果実