エゾニワトコ(スイカズラ科)
北海道から本州中北部にかけての山地の林中に生える落葉低木です。エゾニワトコの果実は紅熟し、キミノエゾニワトコは橙黄色または黄色に熟します。
乾燥した茎は接骨木(せっこつぼく)、葉は接骨木葉(せっこつぼくよう)と呼ばれ薬用とされます。接骨木は鎮痛、消炎、止血、利尿薬として骨折、打ち身、水腫、腎炎、関節リウマチ、痛風、諸出血などに使用されます。接骨木葉は青酸配糖体であるサンブルシンを含有します。
若芽は山菜として利用されますが、体質により激しい下痢を催すことが知られているため、注意が必要です。果実は生食でき、果実酒は美味といわれます。

生薬名:接骨木(せっこつぼく)、接骨木葉(せっこつぼくよう) 
薬用部位:茎、葉