平成28年7月26日更新

■北海道における花粉症の状況
○ 北海道における花粉症は、本州とは、かなり状況が異なっています。
○ 北海道ではスギの分布が道南の一部に限られており、スギ花粉症は本州程は大きな問題とはなっていません。
○ 以前はイネ科の牧草花粉が主な原因でしたが、最近はシラカバの花粉症が増えています。

■北海道における空中花粉の概況
○ 春にはハンノキ、イチイ、シラカバなどの花粉が飛散します(木本花粉季節)。スギ花粉は道南では観測されますが、他の地域でもわずかながら観察されます。
○ 夏にはイネ科花粉などが飛散します(イネ科花粉季節)。
○ 秋口にはヨモギなどの花粉が飛散します(雑草花粉季節)。
○ 花粉は春から夏にかけて一番多く飛散します。

■空中花粉調査
○ 北海道立衛生研究所では、花粉症の予防を目的として、1996年から札幌市でシラカバの花粉飛散状況の調査を開始しました。
○ 1997年以降は全道的なシラカバの花粉飛散状況を把握するため、保健所の協力を得て測定地点を順次増設し、現在は札幌市、函館市、岩見沢市、旭川市、帯広市、北見市の合計6都市で調査を行っています。

(現在の空中花粉の飛散状況)
○ 札幌では、イネ科、ヘラオオバコ、ギシギシ等の花粉が観測されています。
○ 花粉の飛散が少ない時期です。

(北海道地図)
函館   札幌   岩見沢   旭川   帯広   北見


空中花粉の観測方法
シラカバ花粉飛散開始日と飛散量
花粉カレンダー(札幌)

■花粉症の対策と予防
○ 花粉症を心配される方は、専門医(耳鼻咽喉科、アレルギー科)に相談し、 予防的治療(抗アレルギー薬の投与)を行なうと、花粉飛散シーズン中でも症状を軽減することができます。
○ 花粉の飛び始めから治療を開始する「初期療法」が有効であるといわれています。花粉症の患者や花粉症を心配される方は早めに専門医を受診されると良いと思います。
○ どの時期に症状が出るかで、ある程度どの植物の花粉症かが推測できますが、正確に知るためには抗体の検査など医師の診断が必要です。
○ 花粉症の患者や花粉症を心配される方は治療を早めに始めること、花粉飛散期間はマスクや眼鏡を用いて、花粉を取り込まないようにすることが、花粉症を予防する上で大切です。
○ 花粉の飛散量、飛散時期は地域や年やその日の天候によって左右されますが、花粉症の人は花粉カレンダー(札幌)なども参考にして、花粉の飛散開始前に医師に相談しましょう。
○ 花粉症は症状が現れる前から薬を服用することで、症状を抑えることができます。
○ 吸入対策として外出時にマスクをすることも有効です。

ハンノキの花粉の絵
ハンノキ
シラカバの花粉の絵
シラカバ
イネ科の花粉の絵
イネ科
ヨモギの花粉の絵
ヨモギ

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