北海道感染症情報センター

2022年9月1日作成

警報・注意報について

警報・注意報のねらい

定点医療機関からの患者報告数が一定のレベルを超える場合、迅速に注意喚起を行うことを目的に、保健所単位で集計し、警報・注意報情報を掲載しています。

警報レベル

大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを指します。

警報レベルは1週間の定点当たり報告数がある基準値(開始基準値)以上で開始し、別の基準値(終息基準値)未満で終息します。

注意報レベル

流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、流行の発生後であれば流行が継続していると疑われることを指します。

注意報レベルは1週間の定点当たり報告数がある基準値以上の場合です。

北海道感染症情報センターにおける警報・注意報情報の掲載について

北海道感染症情報センターでは、「インフルエンザ」及び「感染性胃腸炎」についての警報・注意報情報を掲載しています。

警報・注意報レベルの基準値

警報・注意報レベルの基準値は、これまでの感染症発生動向調査データから、以下の通り定められています。

警報・注意報レベルの基準値
警報レベル 注意報レベル
疾病 開始基準値 終息基準値 基準値
インフルエンザ 30.0 10.0 10.0
咽頭結膜熱 3.0 1.0 -
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 8.0 4.0 -
感染性胃腸炎 20.0 12.0 -
水痘 2.0 1.0 1.0
手足口病 5.0 2.0 -
伝染性紅斑 2.0 1.0 -
ヘルパンギーナ 6.0 2.0 -
流行性耳下腺炎 6.0 2.0 3.0
急性出血性結膜炎 1.0 0.1 -
流行性角結膜炎 8.0 4.0 -

基準値はすべて定点当たり報告数です。注意報の「-」は対象としないことを意味します。

感染症別情報