北海道の
(1)空間放射線量率
(The air radiation dose rate in Hokkaido)
(2)降下物(札幌市)の放射能濃度
(Radioactivity concentration of fallout in Sapporo City)
(3)水道水(札幌市)の放射能濃度
(Radioactivity concentration of tap water in Sapporo City)
   [Homepage for Radiation Monitoring in Hokkaido (by Hokkaido Government)]
   [Measurement Results of Radiation Levels in Sapporo (by City of Sapporo)]

 2012年4月1日より、文部科学省の総合モニタリング計画により、北海道においては、当所の既設のモニタリングポストの他に9つの総合振興局にポストが増設されました。そして、その空間放射線量率の測定結果を文科省のウェブサイトにおいてリアルタイムで公開しています。
 これにともない、当所のサイトでは、その概況を把握しやすくするために、一時間ごと、一日ごと、一か月ごとの最小値、最大値、平均値を公開することとしました。毎日、午前9時15分を起点として、4時間ごとに更新します。
 また、文部科学省の総合モニタリング計画では、札幌市(当所)の上水(水道水)は3ヶ月に1回測定、降下物は1ヶ月に1回測定となっていますので、これらもそれにあわせてページを更新します。

 北海道では、文部科学省の委託を受け、北海道立衛生研究所(北海道札幌市北19西12)の屋上及び総合振興局の地上高1mにあるモニタリングポストによる「空間放射線量」の連続測定及びゲルマニウム半導体検出装置による上水(水道水)や降下物のガンマ線核種放射能濃度の測定を実施しています。
当所の測定装置と測定の様子の写真

(北海道内のデータ)
    震災後に北海道独自で調査している道内の海産物、海水、水田(土壌、玄米)、農地等の放射能濃度の測定結果はこちらです
  (全国のデータ)
その他のリンク


(1) 空間放射線量率の測定結果  (The air radiation dose rate at monitoring post in Sapporo City)
衛生研究所において連続測定している空間放射線量率は下記のとおりです。健康に影響はありません。
(The following tables show that there is no effect on human body.)

(衛生研究所及び9総合振興局のモニタリングポスト) (from Apr. 1, 2012)

当所の地上高1mでのサーベイメータによる測定結果(2012年3月31日以前の衛生研究所のモニタリングポストの測定結果も含む) (to Mar. 31, 2012)

*測定機器であるモニタリングポストは、衛生研究所の屋上(地上高16m)に設置されています。
残りの9つの総合振興局のポストは、地上高1mに設置されています。
*測定値の単位はµSv(マイクロシーベルト)で示しています。
*1µSv(マイクロシーベルト)= 0.001mSv(ミリシーベルト)です。
*測定値は、雨雪や大気安定度など気象条件により変動します。


(2) 降下物(月間)の放射能濃度の測定結果  (Monthly accumulated radioactivity concentration of rain and dry fallout)

文部科学省の委託調査では、大型水盤を使って1ヶ月間降下してきたものを集めた月間降下物も測定しています。
衛生研究所において1カ月間集積した降下物(ちり、雨水等)の放射能濃度は下記のとおりであり、健康に影響はありません。
   (The following table shows that there is no effect on human body.)


※1カ月間集積した降下物については、下表のとおり、福島原発事故の影響と考えられるごく微量の人工放射性物質が検出されました。また、(独)放射線医学総合研究所からご紹介いただいた換算係数を用いて、各月の降下物の中の人工放射性物質から放出されている放射線を1年間に受けたと仮定した場合の放射線量を算出すると表のとおりになります。これらは、地面から1年間に受ける量(日本平均 400µSv/年)と比較してきわめて低い値であり、健康への影響はありません。

降  下  物 (月 間)
(Monthly accumulated rain and dry fallout)  

採取日
(Collected date)

測  定  結  果
(measured value)

年換算放射線量
(Annualized radiation dose)
(µSv/yr)
地面からの
放射線量
日本平均(400µSv/yr)との比較
ヨウ素-131
(Iodine-131)
(MBq/km2)
セシウム-137
(Cesium-137)
(MBq/km2)
セシウム-134
(Cesium-134)
(MBq/km2)
2011/3/1 (木)
   - 2012/4/2 (月)
不検出
(ND)
不検出
(ND)
不検出
(ND)
- -
2011/10/3 (月)
   - 2012/3/1 (木)
不検出
(ND)
不検出
(ND)
不検出
(ND)
- -
2011/9/1 (木)
   - 2011/10/3 (月)
不検出
(ND)
0.093 0.12 0.041 1万分の1
(0.01%)
2011/8/1 (月)
   - 2011/9/1 (木)
不検出
(ND)
0.070 0.13 0.036 1万分の1
(0.009%)
2011/7/1 (金)
   - 2011/8/1 (月)
不検出
(ND)
0.45 0.38 0.17  2千分の1
(0.04%)
2011/6/1 (水)
   - 2011/7/1 (金)
不検出
(ND)
0.35 0.39 0.14  3千分の1
(0.04%)
2011/5/2 (月)
   - 2011/6/1 (水)
0.58 2.3 2.4 0.93  4百分の1
(0.2%)
2011/4/1 (金)
   - 2011/5/2 (月)
5.7 5.7 6.0  2.3 2百分の1
(0.5%)

2011/3/1 (火)
   - 2011/4/1 (金)

0.41 不検出
(ND)
不検出
(ND)
0.00012  3百万分の1
(0.00003%)

※2011年10月分 から前月分までは、不検出のため、まとめて記載してます。

※ ND = Not Detectable
※降下物(月間)の採取場所は、衛生研究所屋上です。
※受水面積 5,024cm2(直径80cm)の大型水盤に水を入れておき、降下してきたものを一カ月ごと採取します。(大型水盤の写真
※検出限界とは、測定できる放射能濃度の限度を示しています。降下物試料の重さなどが異なると、検出限界は変わります。2011年10月~2012年3月までの検出限界(MBq/km2)は、ヨウ素-131では0.11~0.58、セシウム-137では0.054~0.058、セシウム-134では0.071~0.088でした。おおよそ、これくらいのレベルです。

※今回検出された放射線物質(ヨウ素-131とセシウム-137について)の放射線の強さの単位である「Bq(ベクレル)」から放射線が人体に影響を及ぼす単位である「Sv(シーベルト)」への換算係数は、国連科学委員会2000年報告書附属書Aに記載されている線量評価手法から導きました。セシウム-134については、「Svensson L. Dose conversion factors for external photon radiation, National Defense Research Establishment, Report FOA C40060-A3; 1979」にある換算係数から、放射性核種の時間による減衰を考慮して、放射線医学総合研究所の担当者が試算した換算係数を用いています。
これによれば、ヨウ素-131については、1MBq/km2( = 1Bq/m2)当たり 2.88×10-4µSv/年、セシウム-137については、1MBq/km2当たり 0.269µSv/年、セシウム-134については、1MBq/km2当たり 0.130µSv/年となります。

※月間降下物のCs-137放射能濃度について、過去の値と比較すると下図のようになります。大気圏核実験があった1960年代の値やチェルノブイル事故時の最大値と比べると、今回の値はそれよりずっと低い値であり、問題となるような値は検出されませんでした。



       月間降下物(札幌市)のCs-137放射能濃度の経年変化


2011年3月から12月までは、衛生研究所において毎日24時間ごとに測定している定時降下物(ちり、雨水等)の放射能濃度を測定しましたが、健康に影響がある数値は検出されませんでした。詳細については、こちら(Daily accumulated fallout)
文部科学省の総合モニタリング計画により、2012年1月から測定頻度が1 月に1 度となりました。これは、毎日の試料の測定精度では不検出が続いているため、検出下限値を下げ約 100 倍の精度にするための措置で、従前から続いていた月間降下物の計測に集約されます。



(3) 上水(水道水)の放射能濃度の測定結果  (Radioactivity concentration of tap water)
衛生研究所において測定した上水(水道水)の放射能濃度は下記のとおりであり、健康に影響はありません。
(The following table shows that there is no effect on human body.)
文部科学省の総合モニタリング計画により、2012年1月から測定頻度が3 月に1 度となりました。これは、毎日の試料の測定精度では不検出が続いているため、検出下限値を1mBq/kgと約 100 倍の精度にするための措置で、3 ヶ月間で約100リットル程度の試料を採取し、これを計測します。

上  水(水 道 水)
(Tap water)  

採 取 日
(Collected date)

測  定  結  果

ヨウ素-131
(Iodine-131)
(mBq/kg)
セシウム-134
(Cesium-134)
(mBq/kg)
セシウム-137
(Cesium-137)
(mBq/kg)
備考
2011/1/4
- 2012/3/30
不検出 (ND)
検出限界 1.7
(DL 1.7)
不検出 (ND)
検出限界 0.37
(DL 0.37)
不検出 (ND)
検出限界 0.31
(DL 0.31)
3ヶ月に1回測定 (100L)
(measurement per three months)
2011/3/18
- 2011/12/27
不検出
(ND)
不検出
(ND)
不検出
(ND)
毎日測定 (2L)
(measurement per day)

※ ND = Not Detectable, DL = Detection limit
※上水(水道水)採取場所は、衛生研究所です。2011年12月27日までの採取時間は、毎日16時でした。
※測定値は、mBq(ミリベクレル)/Lですが、mBq/kgとみなします。
※測定値の不検出とは、測定機器の検出限界以下であることを示します。
(2011年12月27日までは、2Lマリネリ容器に入った水道水試料を2万秒で計測しており、2×102mBq/kg未満でした。)

※食品衛生法における飲料水に係る新基準値は、すべての人が摂取し、代替がきかず、摂取量が多いことから、WHO(世界保健機関)が示している基準を踏まえ、飲料水中の放射性セシウム(セシウム134及び137)で 10Bq/kg ( = 10000mBq/kg) とされ、平成24年4月1日からの適用となっています。なお、放射性ヨウ素については、半減期が短く、現在は検出報告がなくなっているため、規制対象には含まれていません。
詳細については、厚生労働省のホームページをご覧ください。

※札幌市水道局では、市内の浄水場の水の放射性物質を監視してます。
※札幌市以外の水道水については、「水道水の放射性物質モニタリング結果について」をご覧ください。