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マダニ ヤマトマダニとシュルツェマダニが動物に反応して乗り移るまで!
ヒトの血を吸って病原体を媒介するマダニのヤマトマダニとシュルツェマダニは、 北海道の野山に広く生息していて、普段はフキやササなどの葉や枯れた茎の先端で じっと吸血できるヒトや動物が通るのを待っています。 近くを動物が通ると急に活発になって前脚を上下左右に振りながら歩き出します。 前脚の先端には、マダニの仲間しか持っていないハラー器官という感覚器があって、 温度や二酸化炭素などを感知するとされていて、動物が近づくのを感知するのに役立っているようです。 映像のように、さらに動物が近づくと、前脚を高く上げて振り回します。 そして動物がマダニに触れた瞬間、動物に乗り移ります。 野山に行ったら、マダニが体に付いていないかよく確認して、帰ってきたら着替えましょう。
ダニが近くにきた人に飛び移ろうとしています。
積極的待機姿勢(せっきょくてき たいきしせい)といいます。
ダニがほかの動物のいるほうへ歩いている様子です。
走査行動(そうさこうどう)といいます。